Q.今回、ゲームではありますが、久しぶりにキャラクターを演じられていかがでしたか。

釘宮さん
近年ゲームやコラボの収録をするときは2人で掛け合って収録をしていなかったので、同じ空間に恵がいることにとてもテンションが上がりました。

前田さん
収録前に映像を見て、自分が思っているよりもふんわりと包み込むような声で演じていたので、少しでも近づくようにと思い描きながら演じたんですが、考えれば考えるほどわからなくなり、監督から女子高生って何度もご指摘を頂きました(笑)

Q. 久しぶりに再開したキャラクターに声をかけるとしたら何と言いますか?

前田さん
他のゲームとのコラボやガッシュのカードゲームのアプリなどで演じる機会があったので、久しぶりって感じではなかったんですけど、また会えて嬉しいよ!また一緒に色んなことしたいね!でしょうか。

釘宮さん
「懐かしい!元気!?」と声をかけようと思います。

Q. アニメ収録当時や今回ゲームでキャラクターを演じるうえでこだわった部分はどこですか。

釘宮さん
当時の映像を見ると、どんなときも常に全力で臨んでいるのが見てとれたので、今回改めて演じるのも気合を入れなければと思い、当時を意識しながら頑張りました。今演じるにあたっても、「戦いの場にいる」という緊張感を持って演じました。

前田さん
収録当時はティオの最初の拒絶が衝撃的だったので、何とかティオが笑顔で安心して過ごせるように、温かく包み込むような優しくて柔らかい雰囲気がでればなと思いながら演じていました。今回も短い台詞の中で少しでもそういう部分を出せるように、逆に戦闘では勇ましくメリハリをつけられるように努めました。監督に女子高生と言われながら(笑)

Q. アニメ収録当時の思い出として、思い入れのあるシーンなどがあればぜひここで改めて教えてください。

前田さん
当時は余裕がなく、1話1話に精一杯全力投球って感じだったので、覚えていることがほとんどなくて…。

釘宮さん
どんな戦いのときも本当にいっぱいいっぱいでした。全力で戦っているので、感情の起伏もすごくアップダウンが激しく、それについていくのが精一杯だったことを覚えています。

前田さん
今は収録前に映像を頂いて家で確認してから収録に臨めるんですけど、当時は全員で全部通しで見て、その後マイク前でテストで演じてから本番の収録だったので、戦いのシーンが早いと追えなくて、家で見るように巻き戻したりもできませんし、とにかく必死でした。今ならもっとこう出来るのになと思うところはたくさんありますが、必死でやったからこそ出せたものもあると思うし、同じように演じても同じにはならないし、あの時ならではの良さはあるんだろうなと思います。

Q. アニメ収録当時のお互い(キャスト同士)に対しての思い出やエピソードはありますか。

釘宮さん
私は当時若手で、収録前に皆さんへお茶を入れることがあったのですが、そういうことも全て愛ちゃんに教えてもらったので、姉のごとく慕っていました。なので愛ちゃんが記憶が無いくらいにいっぱいいっぱいだったというのを今聞いて、本当に?と思い驚きました。いつも隣に座っていて、親切に色々教えてくれたので、なんでも愛ちゃんに頼っていたイメージが残ってます。

前田さん
新人は早めに入ってお茶とお菓子を用意するっていうのを私も先輩から教えて頂いて、だいたい自分が一番下だったし、もし自分がいない時とかに出来る人がいなかったり、どうしたらいいかわからなかったら困ると思って、私も伝えていかなきゃと思っていました。理恵ちゃんは色々聞いてくれるので私も妹が出来たかのようで嬉しかったです。あまり見本になるような姿は見せられていなかったと思うけど(笑)

釘宮さん
そんなことないです。本当に、常についてまわっていました。

前田さん
とっても慕ってくれるから、理恵ちゃんがパートナーでよかったです。

Q. 自分やパートナー以外で好きなキャラクターはいますか?理由も教えて欲しいです。

釘宮さん
ティオがウォンレイの強さにすごく憧れて、「私もしっかりしなきゃ」と影響を受けるシーンがあったので、ウォンレイをプレイしてみたいなと思いました。色々な魔物がいて、みんな成長過程なのに、ティオの立場からしても、リィエンとウォンレイの間だけ大人同士の雰囲気があり、2人ともに憧れていました。

前田さん
私はヨポポかな。ジェムとの関係が好きで、収録前に何故かヨポポの回を見てきたんですけど、何回見ても号泣で…。人の言葉を話せる魔物ばかりじゃないから、お互い大好きなのに、相手のことを大切に思っているのに、どうしても意思の疎通が難しくて、すれ違ったり傷つけたりしてしまうのがもどかしいし切なくて。最後にヨポポが消えるシーンが本当にもう…。

釘宮さん
ずっと一緒にヨポポイしていたかったです。

前田さん
本当にね。あとはやっぱりビクトリームかな!大暴れしたい(笑)

釘宮さん
あとは、ナゾナゾ博士です。おもしろ系なので。

前田さん
たくさんウソをついてキッドを愕然とさせたい(笑)

Q. このゲームでガッシュベルの存在を知る方もいるかもしれません。そんなお客さまにガッシュってこういう作品だよって教えるとすれば何と伝えたいですか。

前田さん、釘宮さん
一言では難しいよね(笑)

前田さん
受け取り手によって感じ方も違うと思うんですけど、雷句先生が一人ひとりの人生をきちんと描かれているので、必ず感情移入できるキャラクターがいると思うんです。なので全キャラ制覇するくらいゲームをプレイしたくなると思うし、気になるキャラクターが出てきたら、原作やアニメを見て更に深めてもらえたらより楽しんでもらえるんじゃないかなと。ぜひ推しキャラを見つけて欲しいです。個人的にはガッシュという作品には色んな人生の形を教えてもらっているなと感じています。色んな人生を生きられます!

釘宮さん
今回のゲームで初めてガッシュと出会う人にとっては、今までで見たこともない個性的なキャラクターだらけに感じると思います。雷句先生の生み出しているオリジナリティがとても凄く、好きにならざるを得ない個性が爆発しているキャラも大勢いるので、好きになってくれるキャラクターがたくさん見つかるのではないかなと思います。そこで興味を持っていただけたら、原作やアニメで深掘りしていただけると嬉しいです。

Q. 逆に、ずっとガッシュファンでいてくれるお客さまに向けて一言お願いいたします。

前田さん
皆さまの方がとても詳しいし、熱もすごいし、言えることは何もないかもです(笑)アニメや原作が始まってから年月が経っても、変わらず応援してくださる皆さまがいてくださるから、またこうして恵を演じられたと思うので本当に感謝しています。ティオたちが動いてストーリーを追体験できて、色んなキャラでパーティーを組んだり色んな方とプレイしたり、また違う角度から楽しめると思うので是非遊んでみてください。

釘宮さん
この世界観が元々好きと言ってくださっている方にとっては、楽しんでいただけるのではないかと思います。漫画の連載やアニメの放送から時間が経っているのに、今ゲームが出ることをすごく嬉しく思います。

Q. 最後にこのゲームに興味を持ってくださるお客さまに向けて一言お願いいたします。

-一つ前の質問でまとめられちゃいましたね(笑)

前田さん
とにかく楽しみにしていてください!

釘宮さん
すごく好きな作品なので、こうやって話しているだけでも楽しいです。